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8周年およびG.W.の休診について

当院は平成31年4月5日に開院8周年を迎えました。

8年前の今日のカルテを見直しました。
歳月が過ぎるのは早いもので、ついこの間のことのように思い出します。
大過なく診療を続けられているのも、
通院していただいている患者様や関係者の皆様のおかげです。
今後ともよろしくお願いいたします。

ゴールデンウィークは暦通りの診療となります。
4月27日(土)は通常通り午前中のみの診察となりますが、
4月28日(日)から5月6日(月)までは休診となります。
ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いいたします。
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広島児童青年精神医学研究会(はすかっぷの会)参加

広島児童青年精神医学研究会(通称はすかっぷの会:Hiroshima Society for Child and Adolescent Psychiatry)は若手精神科医と小児科医を中心に、子供の心の診療に興味のある医療従事者(心理士、看護師、精神保健福祉士、保育士など)が共に研鑽するための集まりです。

今回は愛知県医療療育総合センター中央病院の児童精神科医である吉川徹先生に「ゲーム・ネット・スマホ依存/発達障害との関わりとその治療」と題して講演していただきました。

中学生くらいの年代となると、多くの子供が日常的にインターネットやゲームを利用しています。依存傾向となっている子供も珍しくありませんが、特に自閉スペクトラム症やADHDなどの発達障害特性がある子供のネット依存リスクは高いことが知られています。
発達障害の子供は過度に没頭して、ゲームをおしまいにすることが難しかったり、ネットを通じたトラブルに巻き込まれる危険がある半面、本人の興味を持っていることについて、より深めていくことができる可能性や、自分のペースでコミュニケーションを取れる可能性、不注意など苦手な部分を補ってくれる手段となる可能性もあります。

まずは子供の世界に興味を持ち(あなたの好きなことが知りたいという態度)、ゲームやインターネットの持つポジティブな面も認め、子供がどのように利用しているのか(不特定多数の人と繋がっているのか、リアルの友人と繋がっているのかなど)しっかり把握することが重要です。

各家庭でゲームをする時間などルールを決めていることが多いと思いますが、そのルールはきちんと守られているでしょうか?ゲームなどは面白く作ってあるので、普通の子は放っておくとそのルールは守れません。守られないまま放置されているルールは、最初から約束されていないことより悪いかもしれません。現実的に守れそうなルールをきちんと確認することが必要です。

残念ながら時代は後ろには戻りませんし、ゲームを取り上げることは残念ながら無駄になることが多く、かえって家庭内暴力などにつながることもあります。ゲーム依存だけが独立して生じる(つまり、学校の友達関係も良好で、家庭環境も何も問題ないのに、ゲームへの依存だけが生じる)ことは稀なので、学校での人間関係に問題がないか、家庭はきちんと機能しているかをきちんと把握しつつ、リアルな活動が楽しめるように、周囲の大人が率先して関わっていくことが重要です。

中国地区GHP研究会参加(メインテーマ:摂食障害)

GHPとは総合病院精神医学会のことです。県立広島病院から開業して既に8年ですが、いつも興味深いテーマの研究会で、現在広島大学病院や県立広島病院、広島市民病院、呉医療センターなどの総合病院に勤めておられる先生との連携を取るためにも参加しています。

今回のメインテーマは摂食障害。島根大学、川崎医科大学、岡山大学、鳥取大学の各先生方から関連した演題の発表があった後、特別講演は北九州医療刑務所の瀧井正人先生のお話でした。

北九州医療刑務所は、比較的症状の重い精神疾患(特に摂食障害)の受刑者を収容している矯正施設で、九州大学心療内科で長年摂食障害治療チームのチーフを務めておられた瀧井先生が専門家として勤務しておられます。

摂食障害(拒食症や過食症)では、過食するための食べ物を万引きしてしまうという問題行為が生じてしまうことが時にあります。最近では、摂食障害の元運動選手が万引きを繰り返してしまっているというのをテレビ報道で見られた方もいらっしゃると思います。

摂食障害は拒食(それに伴うやせ)や過食、自己誘発性嘔吐や下剤の乱用など、食習慣の著しい異常がメインの病気ですが、その背景には強いやせ願望や太ることへの恐怖、やせていなければ自分の価値が全くないように感じる、体重や体型のコントロールが何にも増して重要だと考えてしまう心の病気です。更に根底的には、心の成長が不十分で、大人として真に社会に適応して生きるのが困難で、食行動や体の問題を通して、大人として生きることや思い通りにならない人間関係などを無意識的に回避しているという場合があります。

摂食障害は短期間で治るような病気ではなく、治療にはしばしば一進一退や困難を伴いますが、体や食行動の管理を行いながら、心の成長を促すような関わりを粘り強く行うことによって、かなり重い症状をお持ちの方でも改善していくことを、瀧井先生から教えていただきました。

レビー小体型認知症について

広島市精神科医会の学術講演会に参加してきました。テーマはレビー小体型認知症で、講師は井門ゆかり脳神経内科の井門ゆかり先生。認知症疾患医療センターのセンター長経験もある先生で、豊富な経験をもとに、様々な症例を提示していただき、大変参考になる講演でした。
レビー小体型認知症とは、アルツハイマー型認知症の次に多い(認知症全体の約20%)とされる認知症です。
その特徴は幻視、パーキンソン症状、認知機能の変動、レム睡眠行動障害です。
幻視は何もないはずのところに何かが見えたり、錯覚から妄想のような症状に発展することがあります。
パーキンソン症状は手足のふるえ、体がこわばり動きが鈍くなる、転びやすくなるなどの症状を示します。
認知機能の変動は、物忘れや理解力などの知的機能の波です。初期には物忘れ自体が目立たないことも多く、その後もしっかり受け答えできる状態と、ボーっとして反応が悪い状態を繰り返します。
レム睡眠行動障害とは、レム睡眠という夢を見ている時間帯に、大声で寝言を言ったり、手足をバタバタ動かすといった症状のことです。
井門先生の講演では、パーキンソン症状を見つけたら物忘れなどの認知機能の低下が見られないか確認すること、レビー小体型認知症が疑われたら早期にドネペジルなどの治療薬を開始することによりかなり進行を抑えられる可能性があることなどを教えていただきました。
レビー小体型認知症は、うつ病や統合失調症などと間違われることもあり、アルツハイマー型認知症に比べ、専門医でないと診断や治療が難しい可能性があります。
物忘れはそれほど目立たないけど幻視がある、調子の波が激しく、ボーっとして反応が乏しいことがある場合など、心配なことがあれば当院にご相談ください。

北海道地震

昨夜また北海道で大きな地震がありました。

報道でも、まだはっきりした被害は報告されていませんが、
今朝は交通の乱れもそれほどなく、
昨年ほど大きな土砂崩れや都市機能の麻痺などはないようです。

昨年9月の北海道胆振東部地震の際、
地元のメンタルクリニックが地震当日から支援を行い、
デイケアがさながら避難所のような役割を果たしたことを
先日の広島の学会で報告していただいたばかりでした。
あれからわずか10日後、同じような地震が起こり心配しています。

昨年の経験を元に、十分な備えがされていて、
また早速支援が開始されていることと思いますが、
余震などにも十分気をつけていただきたいです。
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