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湾岸認知症セミナー

県立広島病院で開催されたセミナーに参加してきました。
宇品近隣地区を中心に、認知症の治療や介護に当たる医師や介護事業所のスタッフなどが集まる会です。

認知症には物忘れや今までできていたことができなくなるという「中核症状」に加え、
怒りっぽくなる、徘徊する、被害妄想的になる等の「周辺症状」があります。

周辺症状への対応は介護の工夫などが基本とされますが、
それだけでは対応が難しいことも稀ではなく、
介護するご家族の方が疲弊してしまうこともあります。
薬の治療が有効なこともあり、
この周辺症状に対する治療について、県立広島病院精神神経科の高畑先生より解説がありました。

その後は、訪問診療を行っている内科開業医の先生より、
実際に対応に苦慮しているケースの紹介があり、参加者によるディスカッションがありました。

認知症を専門的に診療するのは、我々精神科医や脳神経外科医、神経内科医などです。
先ほど挙げたように、一般内科の医師も認知症患者さんの診療はよく行っています。

認知症の周辺症状に対する薬の治療としては、抗不安薬、抗うつ薬、抗精神病薬、漢方薬などが使用されます。
これらを微妙なさじ加減で組み合わせて治療することが必要です。
抗うつ薬や抗精神病薬については、我々精神科医が他科の医師に比べて使い慣れている傾向があり、
実際ディスカッションでも、難しいケースに関しては精神科医の介入が望ましいという意見が出されていました。

私が以前在籍していたふたば病院は、呉市・江田島市地域の認知症疾患医療センターに指定されています。
私も当時多くの認知症患者さんの外来・入院治療を担当していました。

認知症の薬は飲んでいるけど、周辺症状でお困りの方、ご家族の方はぜひ一度精神科専門医へご相談ください。

周辺症状を軽減させることは、介護するご家族の負担を減らすことになり、
心に余裕を持って介護に当たることにより、更に周辺症状を出しにくくさせることに繋がります。
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内科臨床談話会

内科医の先生方を中心とした勉強会からお招きいただき、
睡眠薬の適切な使用方法や上手な薬のやめ方について講演させていただきました。

日本人の2~3割に何らかの睡眠障害がみられると言われています。
よく「寝られなくても死ぬことはない」などとも言われます(それは確かにそうなんですが)が、
不眠は高血圧や糖尿病、心臓病などを悪化させる要因にもなり得ます。

そのため、一般内科などでも不眠を訴えられる方に対して睡眠薬が処方されることは多いのですが、
睡眠に関する適切な生活指導がなされないまま、安易に睡眠薬に頼ることになると、
睡眠薬がクセになる(依存する)結果になってしまうことがあります。

例えば、慢性的な不眠でお悩みの方は、眠れないのを補うため、
早くから布団の中に入ったり、目が覚めても遅くまで布団の中で過ごそうとする傾向が見られることがあります。
このように、あまりに布団の中で過ごす時間が長くなると、かえって睡眠が浅くなってしまうことがあります。

また、本来睡眠とは日中の活動をするために取るものですが、
不眠症の方は、夜寝るために昼の活動をするのだと、考えが逆転してしまうこともあります。

睡眠は8時間取るのが一番良いという、いわゆる「8時間信仰」なるものも存在しますが、
実際にその人にとって必要な睡眠時間はかなり個人差があります。
4~5時間でも十分という人もいますし、やはり8時間寝ないとしんどいという方もいます。
また年を取ると自然に眠りが浅くなったり、必要な睡眠時間自体が短くなります。
要は日中の眠気や体のだるさが生じなければ問題ないと考えられます。

適切な指導が行われても眠れない状態が続き、日中の活動にも支障を来す場合には、
薬を適切に使って治療を行う必要があります。
(睡眠薬代わりの寝酒は、かえって睡眠を浅くしてしまうのでやめた方が良いです。)

最近では、副作用や依存性が少ない、新しいタイプの睡眠薬も発売されています。
こういった最新の薬の効果的な使用法や、薬をだんだん減らしてやめていく時の注意点などを解説させていただきました。
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