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読書の歴史

広島市の本通り商店街から本屋がなくなったというのがニュースになって、
もう数年経つでしょうか?

私は親が商売を営んでいた関係で、本通りで生まれ育ち、
研修医1年目まではずっと本通りの実家で生活していました。

私が子供の頃、本通りには廣文館、金正堂、積善館といった本屋があり、
毎日のようにそれらの本屋に入り浸っていました。
(家の斜め前にあったおもちゃ屋「マルタカ」にも文字通り毎日行っていましたが。)

今と違って、立ち読みに関してそれほど厳しくなかった時代、
マンガはそれらの本屋で立ち読みです。

比較的親に買ってもらいやすかったのは伝記です。
ニュートンやシュバイツァー、キュリー夫人などの伝記を読んでいたのが
読書の始まりでしょうか。

中学生になると、5歳上の姉の影響で、
家にたくさんあった赤川次郎を読むようになりました。
三毛猫ホームズシリーズや三姉妹探偵団シリーズ、おもしろかったですね。
自分で買って読んでいたのは、宗田理の「ぼくらの」シリーズ。
「ぼくらの七日間戦争」から始まるこのシリーズの主人公が、
ちょうど自分と同じ年代で、感情移入しやすかったのだと思います。

高校生になると、学校の図書室にあった推理小説をけっこう読みました。
アガサ・クリスティ、コナン・ドイル、エラリー・クイーンとかが多かったでしょうか。
友達に勧められて読んだ鈴木光司のリングはけっこう衝撃でしたね。
のちに映画化されたリングも見ましたが、原作の方が何倍も恐かったのを覚えています。

大学生になっても、ほとんどミステリーしか読んでいません。
綾辻行人、有栖川有栖、岡嶋二人、吉村達也、東野圭吾、宮部みゆき、などなど。
毎晩寝る時は枕元の電気スタンドをつけて本を読みながら寝るのが習慣。
友達と遊んで夜中の2時にフラフラで帰っても、
眠くて眠くて1ページしか読めなくても、毎日読んでいました。
当時は本を読みながらじゃないと逆に眠れなかったです。

社会人になってからしばらくは、忙しいのを言い訳にしてあまり本を読んでいなかった気がします。
子供に絵本の読み聞かせは毎日していましたが、
やはり自分の好きな本を読むのとは違います。
またよく読むようになったのは、子育てが少し一段落したこの3~4年でしょうか。

それまでほとんど読んだことのなかったビジネス書や一般教養書などもあえて読むようにしていますが、
やっぱり小説が単純に一番楽しいですね。

先日、家族が誰もいなくて1人でヒマな週末があり、ブックオフで2時間くらい過ごしました。
その時に購入した本のタイトルだけ最後にあげておきます。
全部1冊100円か200円です(今ちょうどドラマ化されている「元彼の~」を除いて)。

・元彼の遺言状 新川帆立
・ツバキ文具店 小川糸
・青い鳥 重松清
・悪人 吉田修一
・クジラアタマの王様 伊坂幸太郎
・植物図鑑 有川浩
・ルビンの壺が割れた 宿野かほる
・空中庭園 角田光代
・燃えよ剣 司馬遼太郎
・風が強く吹いている 三浦しをん
・サラバ 西加奈子

「燃えよ剣」は上下巻なのですが、
間違って下巻を2冊買ってしまったことに帰ってから気づきました(T_T)。

もう40年くらいいろんな本を読んできたことになりますが、
まだ人生を変える1冊には出会っていない気がします。
それどころか、愛読書と言える本もないような。

皆さんのお勧めの本があったら教えてください。

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開院11周年

本日、4月5日は当院の開院記念日です。

おかげさまで、開院11周年を迎えることができました。

コロナやウクライナの問題など、不安な情勢もありますが、
これからも日々がんばって診療して参りますので、
今後ともよろしくお願いいたします。
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